ルーフェリアの静盾（登場人物の紹介１）

○登場人物の紹介

『ＧＭ（ゲームマスター）』・Ｗｉｃｃａ（ウイッカ）
・この物語の進行役、兼リプレイの執筆者。
　やっとソードワールド２．０の世界を理解しつつある、相変わらずなＧＭ。
　今回は、予備のリプレイ収録を中ば強引に強行。
　単にサプリメントブック『フェイダン博物誌』が発売されて、それを購入したので、設定を利用して遊んでみたかっただけである。
　経験値や報酬が他のメンバーと崩れてしまうが、ランダムの冒険表を導入している時点で、すでに崩壊してしまっているので気にも止めていない。
　また、今回は色々とアイテムを作ったのだが、メンバーに無視されてしまうという悲しい側面もある。


『スズミ』プレイヤー・Ｍｋｗ
人間・女・１７才（生まれ・斥候）・名誉１５４
称号・なし
技能・グラップラーＬｖ６／スカウトＬｖ６／エンハンサーＬｖ２
一般技能・ミッドワイフ（産婆）／ペインター（画家）／オフィシャル（役人）

－装備－
武器・パワーリスト
鎧・ポイントガード　耳・ウサギのピアス　背中・ウエポンホルダー　右手・筋力の指輪　左手・敏捷の指輪　足・韋駄天ブーツ　その他・器用の腕輪

・普段はパーティーの前衛アタッカーとして実力を発揮している、頼りになるグラップラーだが、今回はメインスカウトのリルカがいないため、スカウトとしての役割も担うことになる。
　今回に限っていえば、少し突っ込み過ぎてピンチに陥るが、
ある程度のＨＰもあるので、そのあたりはさすがと言ったところである。

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ルーフェリアの静盾（登場人物の紹介２）

『ラドン』　プレイヤー・ニッタ
リルドラケン・男・１８才（生まれ・戦士）・名誉１５４
称号・なし
技能・プリーストＬｖ７（騎士神ザイア）／ファイターＬｖ４／エンハンサーＬｖ１
一般技能・ブルアー（醸造家）／クレリック（聖職者）／ディステイラー（蒸留酒造家）

－装備－
武器・モール（妖精－純エネルギー）・ヘビーメイス
鎧・ブリガンディ　盾・タワーシールド　耳・聖印　
首・バラのチョーカー　右手・筋力の腕輪　
左手・疾風の腕輪　足・韋駄天ブーツ

・今回も回復としての役割は変わらない。ただし、これまで普段の言動や行いに、ザイア神官として疑問視されてきた彼であったが、今回の冒険によって、少し見直されることになる。酒好きは相変わらずであるが……。


『デビット』　プレイヤー・ハセガワ隊長
ナイトメア（人間生）・男・年齢不詳（生まれ・戦士）・名誉１５４点
称号【四角い】
技能・ファイターＬｖ７／フェアリーテイマーＬｖ３／マギテック１Ｌｖ／エンハンサー１Ｌｖ／セージ２Ｌｖ
一般技能・ハーズマン（牧童）

－装備－
武器・ベクドコルバン（専用化／魔法の武器）
鎧・スプリントアーマー
首・宝石　右手・器用の腕輪　左手・知力の腕輪　
腰・ブラックベルト　その他・筋力の腕輪

・何故か敵の攻撃よく回避し、攻撃が当たらない戦士。
今回の冒険は三人と少人数のため、魔法戦士として臨機応変に対応できるところを見せてくれている。
　

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ルーフェリアの静盾（１）

ＧＭ：今回は予備シナリオということで収録します。
リプレイ収録するといっても、メンバーの都合によっては集まれない時もあるだろうし、サプリメントの『フェイダン博物誌』が出たのでやってみたいのもあるしｗ

一同：うぃー

ＧＭ：というわけで、今回は最初に経験点を３０００点、渡しますが、これはシナリオ終わった後、リビルドしても構わない経験なので、別で表記しておいてください。
能力値の上昇を１回してください。

－予備シナリオのため、時系列としては第２話『異界への鍵』の後になります。
あくまでも外伝ですので、スズミ、ラドン、デビットの三名が一緒に組んで、冒険に出た時の話となります－

デビット：よし、では名誉点５０点を消費して、三人の知り合いを作りました～ｗ

ＧＭ：使ったね～

スズミ：あとあと、そのコネを元にむちゃぶりをされるのは、ゲムマスター、あなただｗ

デビット：こういうことをしておけば、後から、新しく編み出した流派や、新しい武器が手に入ることを要求しても、知り合いのツテということで問題でないでしょう？

ＧＭ：そのかわり、名称に『ペヤング』が必ず入るようにするよ。ペヤングハンマーとかｗ

一同：ｗ

デビット：称号もそろそろ入れておきます『四角い』でｗ

一同：ｗｗｗ

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ルーフェリアの静盾（２）

ＧＭ：前回の冒険、『異界への鍵』からは１０日ほど経過しています。
　というわけで、１０日分の生活費を払って下さい。

スズミ：３００ガメル減らしますか……。

デビット：それで、ガッツリ減ったなｗ

ＧＭ：場所はいつものフェンデル王国の『太陽亭』です。

スズミ：今日も太陽亭でダベってる感じかなあ。
　いや～前のパーティーを追い出された時は、自分はもあダメな奴だと思っていたけど、ここのパーティーにいると「そうでもないな」と思えてくるようになったよｗ
　だって「自分は最低じゃないっ！」って判っただけでも！？ｗ

一同：（爆笑）

ラドン：それはどっちかね？　人間性か？　能力的にか？ｗ

スズミ：どっちも！ｗ

デビット：まあ、役に立ってるだろｗ
　前回のリプレイのキャラクター紹介を読んで、メインスカウトのはずだったリルカのスカウトＬｖが３しか無かった事に、凶悪さを感じたよｗ

一同：ｗ

スズミ：私も、てっきりリルカかが上げてると思ってた。
　だから今回は、スカウトも６レベルまであげてグラップラーと同じレベルにしたｗ

ＧＭ：他のメンバーは、それぞれに活動をしているような感じです。

スズミ：たまたま待機組になった感じですかねえ。

ＧＭ：そうそう。太陽亭の主人ですが、前回助けた、ライアンさんに変わってますんでｗ

ラドン：あれ？ｗ

スズミ：もう引退！？

ライアン：いえ、ちょっと大怪我しましたんで……（苦笑）

ラドン：もしかして、毎回店主代わる設定？ｗ

ＧＭ：いや、そういうわけじゃないよｗ

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ルーフェリアの静盾（３）

スズミ：前の太陽亭の主人って誰でしたっけ？ｗ

ラドン：前の店主はほら、俺ら騙して捕まったやんｗ

ＧＭ：その前の店主は、ウォーデンさんの使いの人

デビット：雇われの店長が正式に決まったので……

ライアン：冒険者を正式に引退して、こちらで雇って貰えることになりました。

デビット：冒険者の宿の主人が雇われ店長という、この現実性ｗ

一同：ｗ

スズミ：意外と初耳かもしれませんｗ

一同：ｗｗｗ

ＧＭ：ライアンさん、借金はしていますがウォーデンさんにそれなりの金額を支払ったうえで、冒険者の宿の店主になっています。

デビット：ライアンのクセに生意気な！ｗ

ＧＭ：そのライアンじゃないってｗ
＊ドラゴンクエストⅣネタ

　そんなところへ、エルフの男性が一人やってきます。
　君たちの顔を見つけると、近寄ってきます。
　…ところで、三人の中だと誰が代表になるんだろ？ｗ

スズミ：誰になるんやろ？
　普段なら、チャールズになるんやろうけど……

ＧＭ：そうか、エルフの集落からの使いなので、ラドンに話しかけるのが普通かも。
　ほら、エルフの村はルーフェリアを信仰しているので、そのルーフェリアに神格を与えたのが、ザイア神ｗ

デビット：関係性としてはそこですわｗ

ＧＭ：話がややこしくならないだろうかｗ
　とりあえず、エルフの男性はラドンの方に近づきます。

エルフ：確かあなたは…あの～エルフの集落から来たのですが、集落で困ったことがあり、ぜひ力を貸して頂きたいのです。

ラドン：私たちは水の中に入れませんが……ｗ

デビット：いや、水の中の問題だったらエルフで解決するやろｗ

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ルーフェリアの静盾（４）

スズミ：近くにいてますんで、私も話に加わります。
　具体的には、どういう事情なのか教えてくれませんか？

エルフ：そうですねえ、ここでは……

スズミ：それならあれだ、ライアンさんに頼んで、ヤバイ話ができる個室を用意して貰いましょうｗ

一同：ｗ

ＧＭ：二階の個室を貸してくれますよ。

スズミ：ではそこで改めまして、事情を聞きます。

エルフ：ええ、それが実はルーフェリアの首都カナリスからの依頼なのです。

スズミ：フェイダン地方のルーフェリア？　
…それはまた随分と遠くからの依頼ですね（汗）
＊大陸の南に位置しており、飛空船でもなければ、移動に数ヶ月はかかると想定される。

エルフ：集落と首都カナリスにあるルーフェリア神殿とは緊急時の為の特別な道があり、今回はそこを通ってやってこられたのです。

ラドン：具体的に何をしたらいいのか教えてくれないと、依頼の受けようがないんだが……

スズミ：その前に、ルーフェリアにも冒険者はいるでしょうから、向こうの冒険者を雇った方が早くないですか？

エルフ：それが、話を聞く限りですが、北から蛮族の大規模な侵攻があるらしく、それに備えるために、王都アエドンの方へ移動してしまったらしいのです。
　そんな状況なので、今回の件を頼めるような冒険者は……

ラドン：皆、王都へ行ってしまったとｗ

エルフ：それもあるのですが、もう一つ、外部の人の知恵が欲しいようなのです。

デビット：知恵！？

エルフ：はい。外部との交流はやっているのですが、どうしても考え方に偏りがあり、違う観点から考えられる人の助けが必要なようなのです。

スズミ：鎖国が半世紀も続いていたような国だったし、多少は仕方ないというヤツか。

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ルーフェリアの静盾（５）

エルフ：首都カナリスにあるルーフェリア神殿、シーレン司祭様から、緊急に使いの者がやってきたのです。

デビット：試しに行ってみる価値はありそうやな。

エルフ：ということは、来て頂けるのですね？

スズミ：判りました、行きましょう。
　しかし、ここから行くということは当然、飛空船か何かですか？

エルフ：いえ、とりあえず集落の方へ来て頂きます。
　そちらであれば、詳細も聞けると思いますので……。

ＧＭ：ウォーデン村を経由して、エルフの集落へ行くことになります。

エルフ：お金は支払っていますが、途中、ケルピーでの移動がありますので注意してください。

一同：ケルピー！？

スズミ：このケルピーでの移動ってどういうもんなの？

ＧＭ：前半身が馬、下半身が魚になっている、水中生物ですで、よく水上運搬用に使われる幻獣です。
　状況によっては水中に潜って……ｗ

デビット：それ、注意のしようがねぇよ！ｗ

ラドン：待てよ、泳げねぇよ！ｗ

デビット：６レベル以上のエルフと手を繋げば大丈夫だｗ

ラドン：もちろんお前、６レベルはあるよな？

エルフ：ろ、６レベル！？　滅相もありません。

デビット：ちょっと待って。　今からエンハンサーレベルあげるからｗ
＊【スケイルレギンス】・水中で自由に行動できる練技

スズミ：それ覚えたとしても、私の場合、あっという間にＭＰが尽きそうやわ。

エルフ：いや、ちょっと我慢して頂ければｗ

一同：（爆笑）

ラドン：長老を呼んでこい、長老をｗ
　呼びに来る人選、間違ってるだろうｗ

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ルーフェリアの静盾（６）

ＧＭ：間違ってはいないと思うぞ。
　だいたい、６レベルなんて高いレベルの人、あの集落にはいないと思うぞ。

ラドン：長老ならあるだろ！？

ＧＭ：長老ならもう少しあるだろうけど、来ないでしょうｗ

スズミ：単純な話、エルフ以外が利用することを考慮されていないという話やねｗ

デビット：そうやって外部の敵の侵攻を防いでいるという…ああ、死ねばいいのにｗ

一同：えぇ！？

－というわけでケルピーに乗り、エルフの集落に到着する－

ＧＭ：エルフの集落に到着すると、族長の屋敷に案内されますよ。

デビット：ビショビショでｗ

ラドン：いけるのか？ｗ

ＧＭ：それは乾かしてくれますよ。

デビット：冷風でｗ

スズミ：ぎゃあぁぁぁーっ！（悲鳴）
　この寒さで冷風は死ぬｗ

一同：ｗ

ＧＭ：いくらエルフが水属性といっても、そこまではしませんよｗ

族長：我々の祖先が、ルーフェリアから旅をしてここに住み着いたのは知っていると思う。
　当時、ルーフェリアでは鎖国状態ではあったが、そこに住む全ての人族が鎖国に賛成したわけではなく、外部との接触を図るべきたと主張した者もいた。
　その外部との接触を図るべきだと主張した者の一人が、我々の先祖だというわけだ。

スズミ：なるほど。

族長：ルーフェリアを旅立つ時、ルーフェリア出身のエルフであることを示す証として『ルーフェリアの涙』と呼ばれるアミュレットを渡され、それを代々の族長が受け継いできた。

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ルーフェリアの静盾（７）

スズミ：はいはいはい……。

族長：その後、ルーフェリアが発展し、魔動機の力を利用して長距離の移動を短時間で移動出来るようになった。
　そして、ルーフェリアの涙の位置を特定し、往来することが可能な魔動機『エルブンロード』により、緊急時のみではあるが、首都カナリスとこちらの集落との移動が可能になっている。
　今回、そのエルブンロードを通ってやってきた、ルーフェリア神官の話によれば、町の人がいなくなったり、惨殺されたりする事件が頻繁に起こるようになり、それが神官たちの間でも起こるようになって、神殿内部に亀裂が入り、互いの勢力を疑い合うような状況になっているらしいのだ。
そうなると内部調査どころではなくなる。

スズミ：内部の調査する奴が
「どこの息かかってんだ、こら！？」　
って、なっちゃうからねえ。

族長：当初は、レッサーオーガなど、人族に紛れ込むことができる能力を持つ蛮族が疑われ、調査も行われて、まったくゼロというわけではなかったが、そういう連中を排除したのにもかかわらず、事件は起き続けているそうだ。

デビット：いたんだｗ

スズミ：レッサーオーガを１体見つけると、１０体はいると言われているｗ

族長：蛮族に有効な【バニッシュ】の魔法などで調査も行ったのだが、少なくとも神殿内でレッサーオーガが誰かの身代わりになって潜んでいた、ということはなかったという報告だ。

スズミ：他にも、個室に二十時間以上閉じ込めるというのも手ですね。

一同：ｗ

族長：そこで、完全に外部の者であり、どこの派閥に属していない我々に事件解決の依頼してきたのだが、残念ながら我々の中に、ルーフェリアの本神殿で内部調査を行えるような、優秀な者はいなかったので、交流のあるウォーデンさんに相談してみたところ、あなた達を紹介してくれた。
「彼らなら少数でも十分やれる。必ず事件を解決してくれる！」
　と言ってくれました。

デビット：あの親父……ｗ

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ルーフェリアの静盾（８）

族長：しかもウォーデンさんは、我々の話を聞いていたく感銘をうけ、報酬の半分を出してくれた。
　正確に言うと、当初の報酬は一人４０００ガメルだったが、ウォーデンさんが
「いや、彼らなら絶対やってくれるに間違いないっ！」
と言って、さらに一人４０００ガメルの報酬を支払うと追加してくれたんだ。

デビット：それ、ハードル上げてるだけじゃねぇか！ｗ

スズミ：ここで変な恩を着せられて、後々、妙なことを頼まれないか心配ですねえ……。

ラドン：要するに吹っかけられてるだけのような気もするがｗ

ＧＭ：どちらかというと、相場の価格を調整したと考えてください。

スズミ：かといって我々はまだまだ６レベル。
　これから先、店離れて生きていくのもなあ……

デビット：一緒にしないで貰えるかなｗ（７レベル）

ラドン：７レベルｗ

スズミ：私だけだったのね（涙）

族長：冒険者として活躍と、内部調査をするのに三人というのはちょうど良いかと思ったので……。

ＧＭ：仕事の依頼は事件の解決。
成功報酬は一人８０００ガメル
前金は一人２０００ガメルです。
ルーフェリアまでエルブンロードを使って飛ばしてくれます。

ラドン：カッパじゃなくても行ける奴ですよね？
＊カッパ・ＰＴ内ではエルフのことを指している。

ＧＭ：もちろん、それは大丈夫ｗ

族長：引き受けて頂けるのかな？

スズミ：そろそろ所持金が危ういのも確かだ。

ラドン：カッパを一人ずつ監禁して、吐かせればいいの？ｗ

スズミ：それができんから、我々に頼んでるんだろっ！ｗ

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